令和3年 第2回理論政策更新研修

8月28日(土)、長岡市のアトリウム長岡において、令和3年度 第2回理論政策更新研修を開催しました。この研修は事業承継・中小M&A研究会が企画・運営を担当しました。

 

テーマは「中小企業の事業承継支援」。新潟県事業承継・引継ぎ支援センターの統括責任者代理・サブマネージャー松尾 隆氏より「新潟県事業承継・引継ぎ支援センターにおける事業承継支援について」のご講演いただいた後、「個人事業主の事業承継支援」に焦点をあて、当研究会の平野康晴会員と辰喜太輔会員が中小企業診断士と税理士の各々の視点から支援のポイントを説明しました。その後のパネルディスカッションでは、両会員のほかに事業承継を経験された増田切出工場の代表・増田吉秀氏と(株)MASAYAの代表取締役・山田拓也氏、さらに、中小企業支援機関である新潟県商工会連合会広域指導センター所長の岩本文明氏がパネリストとして加わり、個人事業主の事業承継とその支援について率直にお話しいただきました。

 

事業承継の支援者研修は多々開催されていますが、そのほとんどは株式会社を対象としています。中小企業診断士は個人事業主の支援も多いうえ、その事業承継においては株式という概念がないことから支援に少し戸惑ってしまうという声を耳にします。このようなことから今回のテーマが設定されました。

 

(執筆:事業承継・中小M&A研究会 代表 土田正憲)